1番手=10Y差じゃないよ。
ゴルフクラブで距離の差を生んでいるのはロフトです。
9番より10y飛ぶのが8番。8番より10y飛ぶのが7番てな感じで差が出てくるのですが、
一番手の間って何度差でしょう?
クラブセッティングに詳しい方や、クラブに興味がある方はある程度思いつくはずですが。
答えは4度です。
ただし4度の差はすべての人間に10yの差を産んでくれるわけではありません。
というのが今回のお話。
シャフトやボールの違いも出てくるのでざっくりと説明しますが、今回話をするための基準として、250Yドライバーで飛ばす人間が4度で10yの差を打ち分けられると考えてください。
分かりやすく考えると250yの半分。175yしか飛ばない女性であれば飛ばす力が半分なので
4度のロフト差=5yしか差が生めないのです。
多くの人が当たり前に考えている1番手=10yの基準がどんどんズレ始めます。
〇〇番から上が全然飛ばない、同じ距離しか飛ばない
こんな話をよくレッスン中に相談されますが、ある番手からいきなり飛ばないのではなく、実際は8y程度しか差が生まれていない(ドライバー200yの人の場合)為に勘違いが起きるのです。
数字で見ましょう
赤がプレーヤーが予想している番手の距離(10y刻み)
青は、実際の距離(8y刻み)です。
5番=140 130
6番=130 122
7番=120 114
8番=110 106
9番=100 98
PW=90 90
『実際の5番の距離と予想の6番の距離が同じになっている部分』
があります。この番手を手にしたときに、コースでも全然届かないということが明確に確認できるために、その下の番手と同じ距離しか飛んでいないと思ってしまうわけです。
その他の番手も飛んではいないのですが、なんとか近い数字で飛んでいくので大きなミスと判断していないんです。
でもほかの番手も2~3yずつ足りず、ずれていくのですがほんのすこーし足りていないので中々気づかないんです。
このように物理的に10yを産むことができない事は普通に有るため、レディースクラブで販売されるハーフセット(1番手ごとにクラブが入っていないセット)は 初心者のための入門編 安価版 という立場ではなく、
非常に理にかなっているんです。
250yプレーヤーが10yの差を生むために最低条件だとすれば、250y=100%。
という事は200yは80%ということになるため、200yプレーヤーは8yが番手間の差になります。
と、言うことは先ほどと同じ数値ではありますが、200yプレーヤーの番手別飛距離を一覧にすると。。
5番=140y
6番=132y
7番=124y
8番=116y
9番=98y
PW=90y
となります。まあストロングロフトアイアン使うとまた変わりますが、8y差というのは変わりませんのでこの数字になります。
すごーく難解でしょ?wwwこんなのコースで計算してられないw
そしてヘッドスピードで番手さが変わるということは。。。。ドラコン選手の番手差は広がるわけです。
下記は公表されているドラコン選手。ジェイミーサドロウスキーの番手別距離です
1w=400y
5番=255y
6番=240y
7番=225y
8番=210y
9番=195y
PW=175y
52°=160y
56°=150y
60°=135y
飛ぶのはそりゃ当然なのですが、注目するのは
アイアンの一番手間が15yある
という事です。
このように。一番手が万人に10y差を生むことはありえないということを理解してクラブを考えなければいけない訳です(*゚▽゚*)
ドライバーの半分が9番アイアンという理屈もありますが、今のストロングアイアンではそれよりも飛んでしまうという傾向にありますので9番の倍以下がドライバーの距離となるわけです。
あなたはアイアンの番手、正確にジャッジ出来ていますか?
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